『すぐやる思考術』実践ノート #2「意識の鉄のカーテン」があなたの行動を止めている

あなたが、いま何かに挑戦しようとして足が止まっているとしたら──
それは本当に「能力の問題」でしょうか?

それとも、知らず知らずのうちに心の奥に張り巡らされた
「意識の鉄のカーテン」のせいではないでしょうか。

このカーテンは、目には見えません。
しかし、確実にあなたの行動を制限し、可能性の扉を閉ざしてしまうのです。

「常識」という名の思い込みを壊した男

今や世界中で知られるスーパースター、大谷翔平選手
「二刀流」で活躍し、野球の常識を覆した彼の存在は、スポーツ界だけでなく、私たちの生き方にも大きなヒントを与えてくれます。

野球の世界には、長らく揺るぎない“当たり前”がありました。
プロの世界では「投手か野手、どちらかを選ぶのが常識」。
日本でもアメリカでも、この分業制を疑う人など、誰ひとりいなかったのです。

しかし、大谷選手はその“当たり前”を疑いました。
そして、「自分は両方できる」と信じて行動したのです。

高校までは「エースで4番」という選手はよくいましたが、
プロになってからもそれを続けるなんて、夢物語だと誰もが思っていました。

ですが、彼はやってのけました。
剛速球を投げ、特大ホームランを打つ。
その両方を高次元で実現する、まさに「規格外の存在」。

そして何より驚くべきは、彼の活躍によって
メジャーリーグのルール自体が変わってしまったという事実です。

一人の意識が、世界を変えた

「ピッチャーとして登板した選手が、そのまま指名打者として打席にも立てる」
──これが後に「大谷ルール」と呼ばれる新ルールです。

たった一人の若者が、自らの信念で行動を起こしたことで、
日米の野球界数億人分の“思い込み”を打ち破ったのです。

大谷選手の存在は、スポーツに限らず、
私たちの人生そのものにも強烈なメッセージを投げかけています。

ビジネスの世界でも「思い込み」が支配している

私たちは日々の生活の中で、こんなふうに自分に制限をかけています。

  • 「自分にはこの仕事は向いていない」

  • 「もう年齢的に無理かもしれない」

  • 「今さら挑戦したって、どうせ遅い」

でも、本当にそうでしょうか?

あなたが諦めたことの多くは、
他人に言われたわけでも、事実として証明されたわけでもない
ただ、「そう思い込んでいただけ」かもしれません。

この「意識の鉄のカーテン」は、あなたの行動範囲を狭め、
可能性を閉じ込め、チャレンジする前から“やめておこう”と決めさせてしまうのです。

鉄のカーテンを、まず「見える化」することから始めよう

変化の第一歩は、「気づくこと」。
どんなに強力な思い込みでも、自分で「それに気づいた瞬間」から力を失い始めます。

「これは本当に自分にはできないのか? それとも、できないと思い込んでいるだけでは?」

そう問いかけてみてください。

大谷翔平選手のように、すべての人が常識を変える必要はありません。
でも、自分の中にある「小さなカーテン」を一つ破るだけで、
見える景色は大きく変わっていきます。

あなたの挑戦が、誰かの常識を変えるかもしれない

大谷選手のような人は確かに一握りです。
でも、彼が「やっていいんだ」と私たちに教えてくれたことで、
次に続く誰かが挑戦しやすくなったのです。

これはビジネスの世界でも、人生のあらゆる分野でも同じ。
あなたが動くことで、誰かが動けるようになる。
そうやって、世の中は少しずつ変わっていきます。

最後に:あなたの「鉄のカーテン」は何ですか?

思い込みを打ち破る最初の一歩は、「書き出すこと」です。
あなたの中にある「無意識の前提」「常識だと思っていたこと」を、ぜひ文字にしてみてください。

そこに気づけた瞬間、
あなたの人生はきっと、静かに、でも確実に変わり始めます。

 

本記事は書籍『読むだけで人生が変わるすぐやる思考術』(河原哲史 著)をもとに、一部抜粋・再構成してお届けしました。

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